不在者投票やってみました。気を付けるべき点も
総裁選であれだけ騒いでいたのに、決まった途端に選挙に突入しましたね。
任期のためとはいえ、突然のことで国民としてもまた選挙の準備をする市役所等も、みんなてんやわんやしている感じがします。
少し遅くなりましたが、不在者投票を数年前に体験したのでそのやり方を記したいと思います。
私自身、情報があまりなく手探りでどれが合っているのか、不必要なものなのかの判断も、少ない情報ながら色んな自治体のHPなどの情報をかき集めて比べつつ行いました。
様々な事情で、自分の住んでいる自治体や住民票がある自治体で今回の選挙の投票ができない方がいると思います。
ことばは知っているけれど、やり方が分からない、詳しくは知らないという方でお困りの方がいれば、この投稿が何かの役に立てれば幸いです。
私の場合は、二回目の正直でした。
不在者投票を行う前にも機会があったのですが、やり方が分からず、急遽選挙のために自宅へ急いで投票時間ギリギリに帰り、投票したということがありました。
※※不在者投票には実は、何種類も分類があります。
かなりややこしく、また詳しく知っている方も多くないのが実情です。
以下の方法は、私が体験した帰省先からの投票方法です。
ご留意ください。
(以下便宜的に、『不在者投票』としています)
その他の種類の不在者投票については、別にまとめています。
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不在者投票とは
これに対し、不在者投票は、投票日にも基本的に期日前投票の期間中にもその地域に居なくて投票所へ行けないという人向けのものです。
出張、旅行、帰省、あとは住民票を移してないとき等も対象です。
ちょっと面倒ですが、申請すると今いる地域の投票所で投票が可能となるというものです。
ただ期日前投票の期間に行く必要があるので、余裕をもって行う必要があります。
書いた用紙は、投票所から郵送してもらいますので、書いた後は投票箱に入れる代わりに封筒に入れるという感覚です。
しようかなと迷っている方ここでは、とにかく早く!がポイントです。
下にリンクを貼った中央大学のページによりますと、大体3日前までの投票が良いとのことです。
また、注意書きとして私が以前貰ったものには、期日前なので前日までが対象ですが、それを自分の投票する自治体の選管に送る必要があり、『開票時間までに届いてなければ無効』という無情な言葉が書かれていました。
また細かいところを言うと、他の投票用紙と一緒になるまでには封筒を開封したりという作業があるので、到着という表現がいつかは微妙です。
期日前と言いながら言ってること違うじゃん!と思いますが、実質は前日に投票所へ行っていたのでは間に合わない可能性もあります。
ぎりぎりを考えても2、3日前までの投票が無難です。
それを逆算すると、全然時間が足りません!というかこれに限っては公示よ遅いぜ…なんて思うくらいです。(公示後の受付です)
そんな具合で、ちょっと面倒くさいです。はっきり言って。
そして、待ってる間やきもきします。ご注意を。
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慌てず急いで!不在者投票の申請方法
地域によって、また郵便事情(今月から土曜配達がなくなったことにも注意)によっても、差が出てくるので、可能な限り余裕をもって出来るだけ早く申請してください。
滞在地ではなく、投票券が配布される住所地の自治体のHPより申請書をダウンロードして、印刷します。
プリンターが無いときはコンビニへ。
私はこのとき、ファイルをスマホに落として通信させようとしたらうまく行かず、二件違うコンビニを回った後、もう一度ファイルをフラッシュメモリに移し変えてようやくプリントアウトできました。
ネットワークに接続できないこともありますし、慣れていない方は是非スマホ以外の外部にファイルを持って行きましょう。
そして、最近はコロナの影響でコンビニのイートインや椅子は座れなくなっている場合もあります。
プリントした紙にその場で書いてやろう!なんてことができないと思って、一度持って帰って書いてまたポストへ行くという手間が必要です。
書く部分は本当に大したことないです。
名前は仰々しいですが、形式的なものなので、住所等を埋めるだけです。
切手や封筒もお忘れなく。
これを投函してから、約1週間かかると思った方が良いです。
私は数年前に利用したときは、土日をのぞき5日かかりました。
参院選だったと思います。
今回は、スケジュールが急なこともあり、どこの役所もバタバタです。
時間の余裕はこちらも向こうもあまり無いと覚悟の上、出来るだけ早く申請してください。
レターパックプラスで受け取りましたが、書留のところもあるようです。
これは基本的に手渡しなので、在宅日なども気をつけてください。
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開封厳禁のは絶対です
さらにさらに、受け取ったらすぐに中身を確認!!
候補者等の用紙と投票所へ持っていく用紙、それから注意書など一式が入っています。
開けるな!とある封筒は開けてはなりません。これ絶対。
注意事項を確認したら、地域で該当する投票所へ。
期日前投票の会場と同じ場合が多いので、大都市で無い限りは大体市役所や区役所だと思います。
今居るところから投票所までが不便なこともありますし、時間的な余裕がないこともあるので、こちらもしっかり行き方や時間を調べておきましょう。
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いよいよ投票…見られてる…?
そして、後は投票所へ。
あとは係りの人の指示に従えばOKです。
ただ、私がした投票所は不在者投票なぞする人がほとんどいなかったようで、投票所でも右往左往しました。
担当する係の人が呼ばれる→説明される→投票用紙をもらう→書く→封筒へ自分で入れる→係の人へ入れましたと知らせる→封筒を渡す→終了です。
このとき、少し遠巻きから(書いてる内容はもちろん見られません、ちゃんとやってるなーと確認されている感じで)職員の方に見守られて記入し、変な緊張もありました。
最後までその人が付いているので、特別感はわりとありますし、私のように不安感が強い方は終始ややドキドキしてしまうかもしれません。
選挙は公平のために自分の名前を書きませんが(投票の秘密)、不在者投票の場合、投票用紙にはもちろん書きませんが、封筒には記名します。
郵送されて、ちゃんと開封してみんなの分と混ぜますよという性善説(?!)の元に渡す必要があります。
見られたくない!が普通でしょうし、抵抗が私もありましたが、方法は他にありません。棄権以外は。
なので信じて、秘密選挙のはずなのに…とぶつくさ言いながら甘んじて受け入れました。
これも変えてほしいなと思う点ではあります。
封筒は私が封をして、投票所の人によりさらにその上から封筒に入れて住所地へ送られます(向こうにお渡しして送ってもらうのでこれ以降はノータッチ)。
きっちり固く閉ざされたと思って渡す以外はありません。
そうして、お疲れさまでしたと言われるか(言われないか)分かりませんが、このやきもきした一手間かかった投票が終了します。
はっきり言って面倒です。
でも、ああこうして遠方でも権利を行使したんだな私という達成感は味わえます。
あと、棄権しなくて良いという心の平穏のためにも良いはずです。
なかなか体験しない行政ってやっぱり面倒だなという実情を知るのも、たまには良いかもしれません。話のネタにでも。
間に合う方は是非!!選挙権をフルに活用してください。
やや分かりやすいものに、中央大学のページがありました。
また、めんどくさーい分類等細かな情報は以下の総務省のHPを。
投票の流れについては、総務省のページからPDFで確認できます。
一度見ておくと大体流れが把握できるかもしれません。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000530483.pdf